2012-08-11

ベジタリアンメニュー

オリンピックもいよいよ大詰めですね。
サッカーをはじめとした競技の行方に、手に汗握る思いで聞き入っていましたが(私は主にラジオで聞いていました)、興味深かったのは開会式で最初にイギリスの田園風景が描かれていたことです。

田園=農地のある暮らしと風景、それが産業革命を始めとするその後の英国の歴史とロックミュージックへ至る音楽を始めとした文化の出発点で、いまでも国の礎として位置づけられていました。

ところで、ヨーロッパ各国では、近年ベジタリアン(野菜・穀物食)メニューを備えるレストランやホテル、インが多いそうです。

特にイギリスは、開幕式でも取りをつとめたポールマッカートニーが、亡き妻リンダさんと一緒に普及させたこともあって、ファストフード店やパブにもベジタリアンメニューが用意されているというお話をお聞きしました。

わが宿でも、
・欧米で一般的な、野菜と乳製品を使ったラクトベジと、
・日本人の伝統食を元に野菜や穀物、植物性発酵食品のみを使うマクロビオティック

この2種類のベジタリアンメニューを用意しています。

最近は、このベジタリアンメニューをリクエストいただくお客様が増えています。

そんな、メニュー(ラクト・ベジタリアン)の中からご紹介します。

前菜…ナスのソテーインド風、夏野菜の蒸しサラダ、野菜の皮の旨みを生かしたご飯サラダ

グラタン料理 いつもは魚だしとアンチョビで旨みを出すところを、きのこと野菜のブイヨンにセイタン(小麦粉グルテンの醤油漬け)を使いました。具材はジャガイモ、ナス、ズッキーニの花。


イタリアの甘い青唐辛子品種と冷凍豆腐のマリネ 

青いカイエンナペッパーのペーストを着けていただきます。
これが美味しい! と大好評。
 


ヒジキとトマトのスパゲティー

凍らした夏みかんのコンポートとビーツと林檎のジャム、十勝小豆のあんみつ風デザート



朝食メニュー、モルヘイヤ入りベーグルパン、ナスとポテトのケーキ青菜野菜添え、夏野菜のカポナータ(炒め煮)、自家製いちごジャム、モルヘイヤスープなど。