2015-06-29

6月下旬 最近のお料理から

最近のお料理から…朝食のプレートです。ズッキーニ、ナス、トマトなどの夏野菜が採れ始めてお料理に使えるようになりました。

プレートはお豆(大豆)のサラダ。蒸鶏。ユリア風ポテトサラダ(※)。ルッコラとマカロニのトマト炒め。ズッキーニなど夏野菜のオーブン焼きサラダ。
パンは北海道十勝産小麦を使ったモチモチベーグル。
自家製みかんジャム添え。

他に、キノコとコーンクリームのスープ。自家製ヨーグルトとプルーンコンポート。

(※)ユリア風ポテトサラダは、ドイツ、ポツダム市出身で日本で漫画家としてご活躍中のカロリン・エックハルトさんの作品「奥さま,Guten Tag!」に紹介されていた、ポテトとリンゴとヨーグルトなどを使うサラダ。とても美味しくて、すっかりひるさいどはうすの定番メニューにさせてもらってます。
作品はWeb上でも読めますよ。


2015-06-21

ハーブの収穫

午前中まだ雨がふる前に、庭や畑の雨に弱いハーブ類(ラベンダー、レモンタイム、ローズマリー、セージ、ミント、タラゴン、マジョーラムなど)をバッサリと切ってきました。ラベンダー、ローズマリー、セージ、ミントはシロップに、タラゴンはビネガー、マジョーラムやタイムはソルトなどに加工します。
私たちのところではこれからの季節、バジルやシソなどを除き、ほとんどのハーブは夏休み体制に入ります。

2015-06-17

季節の庭から…紫陽花とカルドンなど




庭や畑の法面に植えてある紫陽花が見頃になりました。

紫陽花は日本原産の植物です。
でも最近では、ヨーロッパに渡って品種改良され色彩が鮮やになったハイドランディア(学名の英語読み名)が普及して、カラフルな紫陽花が各地に植えられる様になりました。



ひるさいどはうすのものは、昔ながらの淡い色の玉紫陽花です。


カルドンの花。


アーティチョークはベニバナやゴボウに近いキク科の植物で、ツボミ(正確には総苞ソウホウと呼ばれる花を支える部分)を食用にするものをアーティチョーク、葉柄(ヨウヘイ=葉の付け根)の部分を食用とするものをカルドンと呼びます。アーティチョークは野生のカルドンを栽培化したものだとされます。



カルドンのツボミも、アーティチョーク同様に食用になり美味しいです。ただし可食部がごく少なく、ほんのちょっとの部分しか食べられません。初冬に採れる若い葉は、(苦味が強いので下処理に時間がかかりますが)独特の旨味があって美味しいです。

黄色い皮の栗カボチャをドイツやフランスで、Hokkaido=北海道と呼ぶそうです。これは北海道産とされるこの品種のカボチャが、ヨーロッパでとても美味しいと評価されて、この名が広がったそうです。

アンズ=アプリコットを収穫。
これから自家製のジャムを作ります。
自家製のアプリコットジャムは香りが良くて美味しくできます。種子はお酒になります。


2015-06-14

6月中旬 最近のお料理から…

最近のお料理から…
Die letzten Gerichte für Gäste
ズッキーニに続いてサヤインゲンがとれはじめました。
ハーブはバジリコ各種(スィート、レモン、タイ)やマジョーラム、ラヴェンダーを使っています。



ウルメイワシのナメロウ。ハーブ(レモンバジルやチャイブスなど)と新玉ねぎ、生姜、ニンニクなどの香味野菜と一緒に叩いて、上等なトスカーナ産のオリーブオイルと塩レモンで味付け。たっぷりの野菜サラダ(レタスなどの青菜、サヤインゲン、キュウリ、トマトなど。トマトにはタイバジルの花を加えて香りを付けました)を添えて。フォカッチャパンと一緒に召し上がってもらいました。
Sashimi à la sardine (Sardinen-Sashimi)mit Salat
Sardine sashimi with salad


この細いヒモのような野菜は、STRINGA A GRANO BRUNO というイタリアのサヤインゲンの品種。STRINGAというのはヒモという意味かな? 英語ではBean Yard Longと呼ばれているそうです。パリッ(crisp)とした食感が美味しいです。


真ん中の濃い紫の野菜もサヤインゲンで、イタリアの種苗会社Franchi社のPURPLE KINGという品種。茹でると濃い緑色になって、残念ながらこの色は愛でながら食べることはできないのですが、とても濃い味がします。紫色のお花はタイバジルの花です。


ズッキーニの花と実の入ったポテトグラタン。アンチョビ、チーズ、クリームソース。花が咲いていまが一番香り高いマジョーラムを香りつけに…。オレガノに比べて上品な香りです。
Kartoffelgratin mit Zucchini 
Potato gratin with zucchini



魚介類と野菜のスープで煮込んだスパゲティ。
香りつけにはレモンバジルとタイバジルのお花。

Spaghetti mit Bouillabaisse
Spaghetti with Bouillabaisse



ラヴェンダーとバニラで香りつけしたアイスクリーム
Lavendel Eiskrem
lavender ice cream







マクロビオティックの学び




毎月通っているマクロビオティックの料理教室で習ったお料理です。


  • 新生姜と芽ひじきの玄米ご飯
  • 新じゃがいものスパイシーコロッケ
  • 焼きナスのさわやか澄まし汁
  • ピーナツ豆腐
  • フルーツタルト

鬱陶しい梅雨時を乗り切る爽やかなベジタリアンメニュー
みなどれもとても美味しかったです。

2015-06-09

ビヨウヤナギ




雨の季節に鮮やかな黄金色を添えるビヨウヤナギ(オトギリソウ科オトギリソウ属 Hypericum chinense var. salicifolium)。

  中国原産の薬用植物で、古来から切り傷などの手当に用いられてきたそうです。

ヨーロッパ原産のハーブで、夏至の頃に当たる「聖ヨハネの日」に、戸口や室内に吊るして魔除けとされたセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート St. John's wort)の近縁種で、花の姿も良く似ています。 

ただ、花の大きさが10円玉程もないセイヨウオトギリソウに対して、ビヨウヤナギは約5センチくらいになる、大きな花が咲きます。 セイヨウオトギリソウは、脳内神経伝達物質で心の落ち着きに関わるセロトニンの減少を抑える働きがあるとして、最近うつ症状の改善に効果があると言われるようになりましたが、このビヨウヤナギには残念ながら、その効果はないそうです。 でもとても丈夫で、日本の高温多湿が苦手で夏越しがなかなか難しいセイヨウオトギリソウに対して、こちらは放っておいても毎年豊かに花を咲かせてくれます。


2015-06-08

梅雨入り

昨日6月8日、私たち関東地方にも梅雨入りの知らせがありました。昨夜から降り始めた雨は強まったり弱まったりしながら、今日も朝から降り続いています。これまで、雨が降っても夜間だけでしたから、これだけ本格的な雨も久しぶり。
色づき始めた紫陽花が雨に濡れていっそう艶やかに見えます。
いま午後2時を過ぎたところ、雨は霧になり、周囲は真っ白でほんの数メートル先の木々が見えるだけです。
みなさまの地方はいかがでしょうか。
午前中、雨の庭や畑を見回って来ました。

ムラサキインゲン(PURPLE KING)の花

 
紫インゲンの幼果

インゲンの葉裏で雨を避けるカノコガ(鹿の子蛾)。
カノコガは、鹿の鹿の子模様に似ているのでこの名前があります。蛾の仲間とは思えないほど、鮮やかで美しい姿。ハチ類に擬態(似た姿を)して鳥などの天敵を避けているそうです。

杏(アンズ)の実も色づいて来ました。

ミニカボチャ。手のひらサイズのオレンジ色のカボチャがなります。まだピンポン球くらいの大きさ。普通のカボチャよりもツルが短いのでフェンスに這わせて栽培しています。

フランスの品種で、中玉の生食用トマト・ペピート。
大きくなってきました。もうドレッシング・ソース用の青トマトとしても利用できます。

こちらはイタリアの品種で、中玉料理用トマト・ローマ。

乾燥した気候が好きなハーブ類は、日本の雨の季節は苦手ですが、このヤロー(セイヨウノコギリソウ)はとても上部なハーブで、雨もへっちゃら。

梅雨入りと同時に、レインリリー(ハブランサス)が一斉に咲き始めました。

 
玄関先の紫陽花。