2013-07-23

最近のお料理から…

最近のお料理から…。


夏野菜、キノコ、真竹タケノコのカポナータ(トマト煮)と、茅ヶ崎産黒米入りクスクス。クスクスはアラビアが発祥の粒パスタです。夏はさっぱりして美味しいです。




イワシの豆乳アイオリソース和え、ビーツのピクルスとズッキーニのサラダ添え。



夏の相模湾の旬、シタビラメ(写真下)ブイヤベーススパゲティ



秋、冬野菜の種まき 第一弾

キャベツ類(結球キャベツ、葉キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツなど)の種子がそろいました。

秋、冬野菜の種まきは、まずこのキャベツ類から始まります。


秋冬野菜はキャベツ類から。左上からグルーンコール(=甘いケール)、ブリュッセルスプラウト(芽キャベツ)、サボイキャベツ、二段目左から、グリーンカリフラワー、フランスボルドー地方のバカロンというキャベツト、トスカーナの黒キャベツ、下段左からミニホワイトカリフラワー、柔らかいイタリアの伝統品種カラブリアブロッコリー、茎を食べるキャベツ=コールラビ。

夏野菜が顔をそろえました。

お昼前、外仕事をしていたら急に通り雨がありました。1時間ほど降って、また夏の日差しが戻ってきました。今日の箱根海沿い、午後1時半現在29.4度。みなさまの地方はいかがですか?

夏野菜が顔をそろえました。

丸い大きなトマトは、マーグローブ(Marblobe)という、20世紀はじめにアメリカ農務省が開発した古典的な品種で、育てやすく果肉がしっかり詰まったトマトです。現在の多くの交配トマトの祖先にあたるものだそうです。小さいのはサンザナ(Sanzana)というフランスのソース用の新品種、




フランストマトに続いて、唐辛子類(甘いイタリアン・ドルチェ、辛くて旨味のあるカイエン・ペパーやハラペーニョ)が採れ始めました。




ナスはprospero'sa(プロスペロ-サ=たくましい)というイタリアの丸ナス、カボチャは何故かヨーロッパでHokkaido(ホッカイド=北海道)と呼ばれている赤皮の栗カボチャ(ミニタイプ)。




畑でとれたズッキーニ、青唐辛子(甘&辛)、キュウリ、トマト、ニンジンに、地元小田原産のたまねぎを、それぞれキューブ切にして、サルサ風味となるハーブ&スパイスと薄塩、植物性乳酸菌を加えて浅漬けにしたものです。ハーブ&スパイスは、乾燥オレガノ、クミンシード、チリペッパーを使えばサルサ風味になり、さらにお好きなものを足していくとオリジナルな深みが増します。私はキャラウェー、黒胡椒、ディルシードなどを加えています。乳酸菌が効いているので保存がききます。大きなバケットにいっぱい作って冷蔵庫で一週間ほど楽しめます。(※乳酸菌の代わりに塩麹を使っても同様な効果が得られます。)


野菜のハーブ&スパイス漬を使った冷製パスタランチ。

水でさらして冷やした細いフェデリーニタイプのロングパスタに、先ほどの野菜とキャベツの漬物、バジルペースト、レモン汁を和えたものです。



おととい下ごしらえをしておいたトマトをドライトマトに。
オーブン100℃の低温で2時間+アルファー、気長に乾燥させて出来上がり。トマトの旨味がギュッと閉じ込められています。

2013-07-10

マクロビオティック教室修了会

7月4日、3年以来マクロビオティックのお料理をならっている川内翔保子先生(リマクッキングスクール師範科講師)のクッキングスクール「マニホウジュ」で、修了発表会がありました。



昨年9月から約1年間の料理教室の締めくくりとして、課題と自由創作のお料理を持ち寄り、先生とクラスのみなさんで頂きながら、評価とご助言を受ける会です。
小豆と大豆ヨーグルトのチーズケーキ風タルト

夏野菜のカポナータとビートや小豆、赤キャベツを使った赤いピクルス


私は課題の「小豆を使った料理」として、小豆の大豆ヨーグルトを使ったチーズケーキ風タルトと、ビーツと小豆、赤キャベツのザウアークラウトを使った真っ赤なピクルス。自由課題として、夏野菜のカポナータ(野菜のトマト&ビネガー煮)を持ち寄りました。それぞれ、合格点をいただき修了証をいただきました。






梅雨明け…夏空…クワガタムシ

おはようございます。
箱根の海沿いも6日の梅雨明け以後、夏の青空が続いています。東京や関東近辺内陸部でも35度を超える猛暑日が報じられていますが、こちらは海がそばにあることによるクーラー効果からか、だいたい31度くらいで収まっています。炎天の屋外は厳しいですが、空気は比較的乾いていますで、木陰や屋内では冷房を使わなくても過ごせます。 

みなさまの地方はいかがでしょうか?



すこし小ぶりですが、りっぱなツノを持ったオオクワガタ虫がひまわりのそばで、とことこと歩いていました。夕方には、今年はじめてのヒグラシ(セミ)の鳴き声も聴かれました。

夏の主役たちの登場です。

2013-07-02

エキナセアの花




北アメリカ原産のキク科のハーブで、免疫力を高めることで知られるエキナセアの花が花盛りです。

蜜を求めて訪れているのはアカタテハ(蝶)。

セージとレモン…新作ハーブ・スパゲティー




セージを使った夏向きの新作スパゲティー。

ドイツの菜食主義者同盟のサイトで推薦されていた本、ニコレ・ユストさんの「ラ・ベ-ガニスタ(菜食者)…菜食料理の愉楽」という本に紹介されていたものです。

セージをニンニクと一緒に植物性マーガリンで、揚げるように炒めて取り出し、香りを移したマーガリンで具材(オリジナルでは豆腐製品ですが、今回私はアボガドとトマトとピーマン)を炒め、塩コショウしてソースを作り、細いスパゲティーを和えて、レモン汁とレモンの皮をみじん切り、赤胡椒、ケーパーを添えて頂きます。 私は、黒胡椒とケーパーの代わりに、ナスタチューム(キンレンカ)の蕾や若い実を酢漬けにしたものを使いました。ナスタチュームの実は一旦塩漬けした後酢漬けにすると、ケーパーそっくりの味と風味があるピクルスになります。

セージとレモンなどの爽やかな味わいが美味しかったです。
これからの季節、お勧めです。


鶏の卵

7月2日、今日の箱根の海沿いは、まるで梅雨が明けたかの様な青空と、南の海の上には白い入道雲が浮かんでいます。

日差しは厳しいのですが、でも空気は比較的乾いていて暑くはなく、日陰にある温度計は午前11時半現在で、23.9度を示しています。

みなさまの地方はいかがでしょうか?


4月にペット屋さんで見つけてやってきた鶏のヒナたちもずいぶん大きくなりました。

先月末から、こんな立派な卵も産んでくれるようになりました。オスは飼っていないので(というのは、この子たちは卵を生むためだけに作られた採卵用F1(雑種第一世代)品種(ボリスブラウンといいます)で、社会性がなくてオスを一緒に飼うとメスをいじめて怪我をさせる…というので)、卵は無精卵です。

また、哀しいかな、産んでも産みっぱなしで、温めようという様子はまったく見られません。(ただ、「大切なもの」という意識はあって、産む場所は一番安心できる場所=飼い犬のイモちゃんの小屋の中で産みます。(笑))



というわけで、私達がいただくことになりました(菜食中心の私自身はまだ一個しか食べていませんが)。 2羽で毎日2~4個を産み、新鮮なのはもちろん、一日中庭や畑で動き回っているので、黄身の色も味も、とても濃いて美味しい卵です。


2013-07-01

トマト 初収穫 さっそくお味見

7月1日、今年は梅雨があけるのは何時頃になるでしょうか?
そして、待ち遠しい夏休み…。

でも、太陽が出ている時間はこれからすこーしづつ短くなって行きますね。

民俗学者の柳田国男が何処かで書いていたと記憶しているのですが、かつて、稲作よりももっと古い、焼き畑農業をしていた時代には、いまの一年をふたつに分けて、「(冬至から)夏へ向かう年」と「(夏至から)冬へ向かう年」に区別していたというのです。ドイツや北欧の古い民間信仰を研究した本にも、やはり古い時代に一年をふたつに分けていたという記述があったと思います。二万年前の旧石器時代の人々の暮らしを描いた『トナカイ月』という人類学者の小説でも、夏のキャンプを畳んで、南の越冬地へ移動する…という形で一年をふたつのサイクルに分けていました。

鳥達もそろそろ今年の繁殖、子育ても終わりに近づき、来月上旬の立秋の頃には南へ移動するものも出てきますね。 

夏ももう後半…と思うと、いとおしくなって来ますね。
(気が早いかな? 暑さはこれからですが…)

さて、箱根山の海辺、今日も雨はありませんがはっきりしないお天気。
午後4時現在、ちょうど25度です。(でも、夕方になって急速に青空が広がりました)

3月のはじめに種まきをして、5月連休明けに畑に定植、育ててきたトマトがようやく赤くなって今日初収穫。さっそく味見をしました。



丸い大きなトマトは、マーグローブ(Marglobe)という、20世紀はじめにアメリカ農務省が開発した古典的な品種で、育てやすく、果肉がしっかり詰まったトマトです。現在の多くの交配トマトの祖先にあたるものだそうです。小さいのはサンザナ(Sanzana)というフランスのソース用の新品種。




厚揚げ豆腐、真竹の筍(タケノコ)、ズッキーニを合わせてラタトゥイユを作りました。火を加えても生食用の日本のトマトの様に水っぽくならず、マーグローブはしっかりと歯ごたえがあり、サンザナはトロトロの濃いソースになって、甘みと旨味と香りがよく出ていました。真竹のタケノコは、コクがあるのでトマトソースにも負けません。

まずは、満足、満足。
Ratatouille mit tomaten,tofu und Bambussprösslingen

こちらは、先日ご近所からいただいたタケノコ。春に出回るのは孟宗竹、当地でいまの時期に取れるのは真竹です。 独特の苦味と風味があって、美味しいです。 トマトソースやハーブを使った料理にも、よく合うんですよ。