2013-11-19

冬の季節風と鶏

こんにちは

今日の箱根山の海沿い、冬晴れの空が広がりますが、朝から冷たい西北寄りの風が吹きつけています。午前中海上には、その冷たい風がずっと沖合の暖かい黒潮に触れて出来る幕のような雲、またすぐ沿岸には伊豆半島の天城山を越える時に出来る横雲ができていました。



この風は、大陸から吹つけ日本海で時雨や雪を降らせる冬の季節風が、琵琶湖、濃尾平野を経て太平洋岸に流れ、遠州灘(東海地方沿岸)を西寄りに進路をかえて関東沿岸を吹き渡る風だそうです。だから、日本海側で時雨や雪が強まると、少し遅れてこの風が強まります。

相模湾沿岸では、海からそそり立つようにそびえる伊豆半島の峰々を越えて来るので、水分が減少しとても乾いた風になります。当地ではこの風が吹くと船が出せなくなって漁ができず収入源を失うので、昔から「貧乏風」と呼んでいたそうです。 湘南海岸では砂嵐となって、昔は沿岸沿いには人が住めなかったという話を聞きました。

午後0時半現在14℃。みなさまの地方では、冬はどんな風が吹くのでしょうか? お変わりはありませんか?



鶏たちが庭や畑を縦横に走り回って土の中の虫を食べてくれています。その威力はなかなかのもので、彼女たちのテリトリーになったところでは、以前は土を耕すと必ず出てきたネキリムシやヨトウムシがほとんど見当たらなくなりました。これは予想以上の働きで頼もしい限りです。

鶏も、飼ってみるととても可愛いです。顔をみると必ず挨拶に寄ってきますし、畑仕事には桃太郎のお供みたいについてきてくれます。


また、なかなか好奇心の旺盛な生きもので、目新しいことや何か良いことがありそうだと必ず寄ってきます。愛犬のイモちゃんに餌やおやつをあげるときには必ず駆け寄ってきて、口に入りもしないのにドッグフードをつついたり、ササミジャーキーをイモちゃんの口から素早く横取りしたりします(「もう、共食いになっちゃうだろうが!」と呆れますが…)



家や車のドアを開けておくと大変です。
「何か面白いことはないかな?」といった顔つきですぐあがって来てしまいます。

見ていて飽きないですよ。

そういえば、海外のベジタリアンの方たち、クリスマスシーズンを控えて、「七面鳥を虐殺するな!」とさかんにシェアするようになってきました。

確かに、うちの鶏たちも食べれないなぁ…。

2013-11-13

美味しいレタス

レタス類が育って、食べられるようになりました。
採れたてのレタスは甘くみずみずしく、とても美味しいですよ。

イタリアのレタス品種ロロ・グリーンなど、柔らかくて美味しい品種を育てています。

作陶展

今朝は、私達のすぐ上の道沿いにある陶芸家の井上昌久先生の自宅及び窯を併設したアトリエを訪れました。
毎年12月、恒例の作品展があり、宿のお客様でそれを楽しみにされている方もおられるので日程をお聞きしにおじゃましました。


先生の作品は穴窯とよばれる、古墳時代以来の古い形式の窯で焼かれる作品です。



大量生産ができる一般的な登り窯に対して、「窯内で対流が無い為、火のあたり加減と灰のかかり具合によって作者も予期しない模様や色に焼きあがるため、味があり、同じものは決して二つとしてできない(※)」個性豊かなものとなるのが魅力です。
(※穴窯について、ウキペディアより)



真鶴の風土も織り込まれた、Zenn(=クール)でなおかつあったかい、素敵な作品がたくさんあります。 日曜の茶碗やお皿、ぐい呑み、花瓶、壺など…。


先生は、私の中学校の時の恩師(美術)です。
現役時代は、RCサクセションの、「ボクの好きな先生」みたいな、もっぱら”落ちこぼれ生徒”をフォローしてくださる先生で慕われていました。

アトリエは箱根山の海沿いの高い尾根の上にあり(標高140メートルほど)、足元に小田原、湘南、三浦へと続く相模湾と、その後ろには、西に丹沢、東に房総半島、晴れた日には、湘南の街の背後に首都圏の高層ビルも、眺められます。
風籟窯(ふうらいがま)2013
会期2013年12月6日(Frei)~16日(Mon)
時間 AM10-PM5
場所 自宅ギャラリー
TEL FAX 0465-68-5184

(コ・チ・ラは以前の作品展 私が撮った写真ギャラリーです)

光る海

こんにちは。
今朝もよく冷えましたね。箱根山の海沿いでも、最低気温が6℃くらいまで下がりました。いま、お昼をまわったところですが、雲が広がってきて(関東では箱根山の周辺だけに雲があるみたいです)日差しが遮られたこともあり、ようやく9℃。すっかり冬になりました。 

みなさまの地方は、いかがでしょうか。
お変わりはありませんか。




朝方はこちらもよく晴れていて、南の海に斜めから射す冬の日差しが、プラチナ色に輝いて綺麗でした。毎日眺める風景ではありますが、この季節は特に、水面に差す光の輝きが刻々と変化していく様が、何度見ても飽きません。


2013-11-12

菜の花と花しょうが…

11月12日。お昼を過ぎて、雨が止んで、再び日が射して来たので、ちょっと畑をのぞいて来ました。

イタリアの菜の花品種「チーマ・ディ・ラーパ」と、ショウガ科の薬用・香料植物「シュクシャ」が咲いていました。季節は冬に入るところですが、春と夏の花が同時に咲いています。

シュクシャは、お花屋さんでは「花しょうが」とか「ジンジャー」という名前で売られていますが、ショウガというよりはウコン(ターメリック)に近い、南アジア原産の熱帯の植物です。

花にはユリにショウガの爽快感のある芳香を合わせた、しかも濃厚な香りが特徴で、キューバなどの中南米では香水の原料としてプランテーション栽培されて来たそうそうです。
根茎も古くから薬用として用いられ日本にはすでに江戸時代に移入されていたそうです。
葉にも、かすかですが芳香があり、入浴剤にすると身体がよく温まります。

ついでに「お風呂温室」では、ランの一種デンファレの花が咲き始めましたので、一緒に載せてみました。普通、白に濃いピンクの花ですが、これは黄緑色に淡いパステル調のピンクが入る落ち着いた花色です。


天使の階段

天使の階段(薄明光線)
Strahlenbüschel


こんにちは、今日の箱根山の海沿いは、少し不安定な天気です。南の海に雲があり、切れ間から時折光が射してきたかと思うと、次には急に暗くなって雨が降ったりと…。

 気象レーダを見ると、大島から伊豆半島にかけて雨雲が発生する場所があり、これがアメーバーのように伸びたり縮んだりしながら南西から北東、箱根方面に向かって次々に流れて来ています。気温は午後1時現在10.3℃。午前中10℃を下回ることもあって、当地では12月中旬くらいの気温です。

みなさまの地方はいかがでしょうか。
お変わりはありませんか。

写真は、そんな空模様の一瞬。
雲の切れ間から、「天使の階段」、気象用語では薄明光線と呼ばれる光の筋が何本も射していました。

2013-11-11

バードフレンドリーライス(野鳥保護のお米)=湘南タゲリ米

湘南タゲリ米…茅ヶ崎で野鳥の越冬地である田んぼを守るために作られるお米 (写真22枚)
今年も新米がひるさいどはうすに届きました。30キロの大袋です。


このお米は、神奈川県茅ヶ崎市(そう、加山雄三やサザンオールスターズの茅ヶ崎です)で作られるお米です。

湘南海岸でお米作り? なんてちょっと意外でしょ? 
でも、新幹線に乗って東京駅から西へ向かって最初に見える田んぼは湘南地方の田んぼなんです。

この地域は昔から農業も盛んで、海の幸、里の幸に恵まれた場所です。

一方で、東京、横浜に隣接し、交通網も整備されていることから早くから都市化した地域でもあります。年々農地が宅地化し、特に田んぼはほんのわずかの面積に減ってしまいました。

しかし、田んぼはお米を作る場所であると同時に、渡り鳥などの野鳥やナマズ、フナ、カエル、タニシ、クモなど…多くの生き物が生息する場所でもあります。

また、都市の中にある田んぼは大雨の際の遊水地となって洪水の被害を防いだり、天然のクーラー効果でヒートアイランド現象を抑えてくれたりしています。

そこで、この田んぼがこれ以上減らないように、ここで取れるお米を「湘南タゲリ米(タゲリというのは冬に渡ってくるチドリ科の美しい鳥です)」と名付けて、市民のボランティアが、趣旨に賛同してくださるみなさんにお売りしています。


一般のみなさんに届くのは ナチュラルイラストレータお第一人者森上義孝氏デザインのステキな袋入り5kgパック、化粧箱入りです。

私は、ホームページ作りなどでお手伝いをさせていただいています。


お米を作って下さったみなさま。


梱包し、出荷してくださいました。




◆ホームページ http://sannsuikai.eco.to/
◆フェイスブックページ http://goo.gl/fSeDwy

2013-11-05

カモミール 保育園

畑では、カモミールの赤ちゃんたちが目につくようになりました。もう、20年近く前に種まきして、その後は毎年こぼれ種でたくさん育ちます。全然、手がかかりません。初夏に咲く花はハーブティーやシロップの材料に重宝します。



当初は、原産地と同じ5月後半から6月の開花だったのですが、20年の世代交代を経て、現在では、早いものでは3月中旬から咲き始め、4月中旬から5月上旬が開花のピークになりました。
(5月後半咲きだと、病気にかかりやすくなるため、次第に早く咲く子どもたちが生き残るように進化したのかもしれません)

畑仕事の合間にカモミールの苗達を集めて、”カモミール保育園”を設け、早春に適当なところに植え付けていきます。

ご希望のお客様にもお分けして喜ばれています。

蜜柑…クリスマスオレンジ

おはようございます…、いや、もうお昼でした。
箱根山の海沿いは雨上がりの後の気持ちのよい青空が広がり、南の海は秋の日に照らされてキラキラと光っています。午前11時45分現在、室内の気温は19℃、日当たりの良い戸外では22℃を示しています。

みなさまの地方はいかがでしょうか。
お変わりはありませんか。




周囲の畑にある蜜柑が、色づいてきました。濃い緑の葉とのコントラストが綺麗です。北米ではクリスマスのプレゼントに、日本の蜜柑を靴下に入れて子どもたちに贈る習慣があるそうで、クリスマスオレンジと呼ばれています。確か、緯度の高い地域で、暗く寒い季節に太陽の様に輝くオレンジ色の蜜柑が明るさや暖かさ、希望を思い起こさせてくれるから…という理由を、アメリカのサイトで読んだことがあります。



今年のクリスマスは、蜜柑も一緒に飾ってみましょうか。
(写真は昨日、雨の中の蜜柑です)

Japanische Mandarine wird "蜜柑=Mikann" in Japan genannt und auch ”Weihnachtsorange” in Nordamerika genannt.