2013-02-03

春立つ前の節分


節分を、ドイツ語で言うとどうなるのだろうと、Wadoku.deというドイツで運営されているオンラインの日本語-ドイツ語辞書で調べたら、Vorfrühlingsanfang(春の始まりの前)という言葉が出て来ました。(英語では、Traditional end of winter というらしいです。google翻訳)

そう、今日はまさに春立つ前の日。


ただ、本当はこれは違うんですよね。

節分は、春だけじゃなくて、季節の節目として、立夏、立秋、立冬の前にもありました。そして、それらの前の約18日くらいの期間を気候的に不安定な時期として、「土用」と呼び、これも春、夏、秋、冬の4つがあって、健康に気をつけるようにと言い習わされてきました。

これは、古代中国の暦と自然哲学である陰陽五行説をもとに、広く東アジア文化圏に伝えられた考え方ですが、いまでは、恵方巻きを食べる春の前の節分と、鰻を食べる夏の土用しかありません(笑)。



さて、今日の箱根の海沿い。午前9時半現在、気温は7度と低めですが、よいお天気で、空も海も輝いています。

皆様の地方は、いかがですか?