2013-03-11

早咲き桜

おはようございます。

今日の箱根海沿い、20度を超えた一昨日、昨日とはうって変わり、冷え冷えとした朝になりました。朝9時の気温が8.3度です。

でも、良いお天気。遠くが霞んだ青空に、河津桜が満開になりました。皆様の地方はいかがでしょうか。 

今日も、良い一日を!



この河津桜は父が植えたものですが、この桜はオリジナルの日本の桜ではありません。

伊豆半島の河津町で見出された品種ですが、植裁されていた台湾原産の寒緋桜と、伊豆地方の野生の桜、大島桜とが自然交雑して出来たハイブリッド(雑種)品種だそうです。

自然保護に詳しい人達には、「遺伝子汚染」や「温暖化の象徴」として評判がよくありません。


桃の花のような、この強い紅色も、本来の日本の桜にはない色です。



ただこの時期、ちょうど桃の花の代わりになります。新暦3月では、自然状態ではまだ桃は咲きませんから。

一般に桜は、昔から「枝を切るバカ」といわれるほど、枝切りに弱い樹種ですが、しかしこの河津桜は、「薪桜」とも言われるほど枝切りに強い片親の大島桜の性質を受け継いでいて、どんどん枝を切っても平気です。

これは度重なる火山の噴火や海からの潮風の塩害などにされされる厳しい環境で進化した大島桜の特徴だそうです。大噴火した三宅島で、焼けて枝が枯れたかと見られた樹木の中で、最初に芽吹いた樹木が大島桜だったそうです。