今日は、気温が10度を下回り、久しぶりに冷たい雨の一日になりました。
みなさまの地方はいかがですか。
わが家でも、畑の片隅にある桜が開いて来ました。
伊豆地方を原産とする野生の桜=大島桜の系統の白い花の桜です。
今日、明日の寒の戻りは、桜にとっては花の見頃を長持ちさせてくれるのに、かえって好都合ですね。
明日は、旧暦如月(きさらぎ=二月)の十五夜で、中世の歌人、西行が八百年ほど前に、
「願わくば 花のしたにて 春死なむ その如月の望月の頃」
と歌った日になります。
如月十五日(夜)は、古来お釈迦様の入滅の日(命日)として伝えられた日で、今年のように少し早めに桜が咲くと(平安末期は温暖化していていまより暖かかったそうです)、ちょうど桜も見頃となり、彼岸に旅立つにはふさわしい日だったようです。
こちらのスライドは、私たちの宿の近くにある真鶴半島展望公園の桜です。
各地に桜の名所がありますが、海と伊豆の島々を背景に、アガペ(竜舌蘭)やヤシの木と一緒に咲く桜も、なかなか素敵ですよ。
数年前には、天皇陛下も私的にご訪問になられたことがあります。