2013-10-04

さよなら、ワイルドトマト

みなさま、こんにちは まもなくお昼です。
今日の箱根山の海沿いは、どんよりとした曇り空に覆われ、冷たく湿った北東風が…北を尾根で囲われているので直接吹き付けるわけではないのですが…頭上を通過していて、ひんやりとした空気に覆われています。午前11時半現在20.4℃。みなさまの地方はいかがでしょうか。お変わりはありませんか?


今日は、最後に残しておいたワイルド・トマトを片付けながら、チコリーやレタスの苗の植え付け進めています。


ワイルド・トマトは、中南米で古くから栽培されてきたとされる野生系のトマトです。小粒ですが、甘さと酸味のバランスの良さに、フルーティーな香り、濃く、そして皮が柔らかくて、とても美味しかったです。事務屋さんで、めったに褒めてくれないカミさんが、「これは美味しい」と言ってくれたので間違いはありません(笑)。お客様もびっくりしていました。ただ欠点は、花は咲くのですが、実付きがよくありません。花蜂などにしっかり受粉してもらわないと実がつかないようです。

普通の栽培トマト、特に市販されているものはビニールハウスで栽培されているのが殆どですから、ホルモン剤を利用して受粉しなくても着果するように作られています。でも、やっぱり野外で、蜂に受粉されて出来た実のほうが、しっかりした味になりずっと美味しくなります。

露地物のトマトが格段に美味しいのは、こんな理由からです。

トマトは、20℃以上の温度がないと色づきません。
これからはもう、野外では作れなくなります。
(なので、これから出回るハウス栽培のトマトは重油などをたいいて作られます。エネルギーの観点でいうと、環境にはかなり負担となる作物ということになりますね。

また、来年を楽しみにしましょう。