2012-10-18

本物エシャロットの植え付け、いよいよチーマ・ディ・ラーパ etc.


秋晴れの良いお天気だった昨日17日。
畑作業ではシャロットの球根の植え付けをしました。フランス語でエシャロットと呼びます。

日本で、エシャロットという名で流通しているのはラッキョウ(Allium chinense=中国のネギ)の若取り品で、本物のエシャロット(Allium cepa var.aggregatum=集合した玉ネギ)はタマネギの一品種です。食欲をそそるとても香りが良く(ユリの花の香に似ています)、火を加えても消えないので、様々な料理の香りつけに使われます。

去年、はじめて種まきから育ててみたのですが、冷涼で比較的乾燥した地域で育つ植物なので、一年では大きく育たず、収穫できたものも、ほんのわずかでした。でも、その香りには魅了されました。

そこで、今年は、種まきから苗を育てると同時に、球根を求めて植えつけることにしました。
シャロットは、やはりタマネギの一種であるワケギと同様、球根がたくさん増えていきます。

こちらは、種まきから育てているシャロットの苗



今年は、いつまでたっても暑かったので、ダイコンの種まきを遅らせました。
ようやく本葉が2枚から4枚ほどになったところです。写真は、間引きをしたところ。ダイコンとして食べられるのはまだ一ヶ月半ほど先ですが、この時期になると葉を食べる虫の数が少なくなるので助かります。冬にゆっくり食べましょう。


カルドン 大きな葉の茎(葉柄部分)を食べるアーティチョークの仲間。
伸びたウドンの様なパスタにケチャップ仕立ての甘いミートソースをかけたスパゲティーを食べていたアメリカの家庭に、戦後、繊細で美しく、健康的な、本場のイタリア料理を広めたとされるアンジェロ・ペッレグリーニ氏の『The unprejudiced palate classic thoughts on food and the good life (邦題 イタリア式料理の知恵)』が、家庭菜園のすすめの項目で、「これは特別なごちそうだ」として勧められていた野菜です。 見た目が悪いですが、葉先を縛って、苦味を抑えて柔らかくするために、新しく出てくる新芽に光が当たらないようにします(軟白栽培)。



そして、いよいよ冬野菜の”女王”、チーマ・ディ・ラーパの蕾が見えてきました!
イタリアの菜の花品種です。独特な甘みと辛味、そしてナッツ(木の実)に似た風味があって、チーマデラーパ一度食べたら虜になる美味しさです。


今年最後の茄子。2月に、5種類も種を買って大丈夫だろうかと思ったのですが、3月下旬に種まき。4月が寒く園芸用のヒータで暖めたりして育て、5月下旬に定植。途中、カメムシや二十星テントウの大群に悩まされたりしたけど、なんとかやり遂げました。

さて、今日18日、雨の木曜日、またナスの保存食作りをします。
お昼は、ナスピザにしましょう。